FMVシリーズでおなじみ、富士通の超小型PCです。

 NUCシリーズと比べると二回りくらい大きいですが、一般的なデスクトップPCと比べると信じられないくらい小さなボディです。だいたい外付けハードディスクと同じくらいで、厚さはシングル盤のCDケース5枚分くらいです。オプションで光学ディスクドライブ(DVDやブルーレイ)も選択出来るので、一般的なPCユーザーが乗り換えても全く不便は無いでしょう。以下、詳しく紹介します。

CDケースよりも一回り大きい

使用感

静音性

音がとても静かです。無音というわけにはいきませんが、私が普段使っている大きなデスクトップPCと比べると雲泥の差でした。最近のノートPCといい勝負です。

超小型PCトップクラスの性能

 WD1/Xでは第6世代のCore i7を選択することが出来ます。Core i7を選べるモデルは他にもありますが、最新の第6世代を選べるのはとても貴重です。例えばNUC-B7Hが搭載するCore i7 5557Uのベンチマークスコアは5032ですが、WD1/Xの6700Tはなんと8941もあります。ハイスペックなマシンをお探しの方は迷わずこちらを選んでください(コスパでも優勢)

Macbookと比べてもこの小ささ

 ちなみに、今回試したのはCore i7にメモリー16GBというモンスタースペックでしたが、ブラウザ(Edge)でYoutubeの動画を同時に10個再生してもネットサーフィンを続行することが出来ました。さすがに12個くらい開くとカクカクしましたが、オンラインゲームなども難なくこなせるスペックです。

VESAマウント非対応という欠点

VESAマウントには非対応です。
 VESAマウントによってディスプレイの背面にPC本体を背負わせることが出来る機種が多いですが、WD1/Xにはそれが出来ません。一般的なデスクトップPCと比べれば圧倒的に小さいですが、極限まで省スペース性を求めたい人には他の機種を選ぶことをおすすめします。

モニター背面に設置できない(写真は別機種のもの)

 なお、純正オプションでディスプレイの下に設置出来るキットがあります。富士通製の17型~27型ディスプレイのみ対応していて、価格は20088円です(他社製ディスプレイでは使用不可)
 もしくは机上台などを活用すると、スッキリと使えると思います。

外観

前面から
本体上部
本体背面
光学ドライブを開いたところ

購入・価格

富士通公式サイトから購入できます。家電量販店などではまずお目にかかる機会はありません。