アバスト for Macの評価レビュー
ウイルス対策・検出率 | ||
強い |
100% |
100% |
ファイアウォール | ||
WEB脅威対策 | ||
動作の軽さ | ||
一言評価
最高レベルのウイルス検出力 | 有料ソフトにも劣らない |
WEB脅威対策機能がある | 無料ソフトでは珍しい |
日本語対応していない | 操作自体は難しくないですが・・ |
概要
Windowsのセキュリティソフトで世界シェア1位の、アバストのMac版です。東欧・チェコの会社のブランドです。他の無料ソフトと同様に日本語版がありませんが、英語ソフトに抵抗がない人にはおすすめ出来る内容になっています。それでは詳しく見ていきましょう。
動作の軽さ
重いわけではないのですが、ほんのわずかだけ動作がもっさりしたように感じます。私が試したのはCore i5搭載・メモリー4GBのMacBook Airですが、これ以上のスペックのMacなら全く気にならないと思います。私のMacBookですら、FX(外国為替)やオンラインゲームでもプレイしない限りは気にならないであろう程度の変化でした。フリーズすることはまず無いでしょう。ウイルススキャンをかけてみると、更に若干重さを感じましたが、それでもネットサーフィンくらいなら問題なく続行できるレベルです。
AV-TESTのテストでは、アバストは評価対象のソフトの中で「最も重い」という評価になっていますが、実際に使ってみるとそれほどでもないです。
セキュリティ性能
ウイルス対策(アンチウイルス)
2つの性能評価試験において、「検出率100%」という結果を残しており、有料ソフトと比較しても優秀と言える検出性能です。これ以上は望むことが出来ない成績です。無料でも安心して使えますね。
ウイルススキャンはとても高速で、私のMacBook Air(14.8/120GBを使用:SSDモデル)ではフルスキャンが7分58秒で完了しました。
WEB脅威対策
ウイルス感染の恐れがあるサイトや、フィッシング詐欺サイトにアクセスすることを防ぐ機能です。Safari、Firefox、Chromeなどのブラウザにアバストのアドオンを追加することで、本機能を利用できます。無料ソフトでこうした機能があるのは珍しいです。YahooやGoogleで検索をした時に、検索結果にそれぞれのページが安全かどうか、マーカーを表示する機能もあります。怪しいサイトに近づかないように注意することが出来ますね。
Mac版の性能評価はありませんが、Windows版でのフィッシング詐欺サイト検出率は82%となっています。カスペルスキーやESETなどが99%の検出率を出しているので、これらと比べるとかなり劣りますが、セキュリティ向上にはきっと役立つことでしょう。
注意するべき点としては、一部環境では本機能を有効にすることで、多くのウェブサイトにアクセス出来なくなる、という症状が出ることです。もしアバストインストール後にこうした症状が出た場合は、アバスト操作画面左下のPreferences(歯車のアイコン)→Web ShieldのSettings→Enable IPv6のチェックを外す→Doneをクリックという作業をすれば、使えるようになります。
ネットワークのスキャン
自分のMacが接続されているネットワークの安全性をスキャンする機能です。ルーターが正しく設定されているか(脆弱なパスワードが設定されている等)や、ネットワークに接続されている機器の一覧を確認することが出来ます。スキャン自体は1分20〜28秒で完了したので、カップラーメンを作る暇もなく終わるでしょう。
メールシールド
メーラーでやり取りするメールをスキャンする機能です。最近はGmail等のウェブメールを使う人が多いので、あまり出番が無いかもしれません。
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