2012年10月から話題になっている遠隔操作ウイルスの詳細と対策

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  • 【緊急】誰でも被害者に?! 遠隔操作ウイルスへの対策

  • 2012年10月9日更新

はじめに

 2012年10月上旬頃から、テレビや新聞報道などで「遠隔操作ウイルス」の脅威が話題になっています。このホームページへのアクセス数も、報道が始まってから急激に増加しているので、世間の関心を強く集めているのでしょう。知らぬ間に犯罪者にされ、逮捕までされてしまうのは本当に恐ろしいですよね。しかし、ちゃんとした対策を施せば過度に恐れる必要はありません。このページでは今回の一連の事件の大まかな流れ、「遠隔操作ウイルス」の特徴やその対策法を紹介します。



遠隔操作ウイルスとは?

 今回の問題は、2つの事件に端を発しています。一つ目の事件は、今年8月に起きた大阪のアニメ演出家の男性が威力業務妨害で逮捕された事件です。この事件では大阪市や日本航空のホームページに対して無差別殺傷を予告するメールが、アニメ演出家のパソコン環境から発信されたとされ、この男性はその後逮捕されて10月上旬まで約1ヶ月もの間にわたり拘留されてしまいました。当初から男性は「身に覚えがない」という供述を一貫して続けていたのですが、このように長期間に渡り自由を奪われ、更に逮捕直後のマスコミ報道により名誉を著しく傷つけられてしまいました。
 二つ目の事件は三重県に住む男性が9月中旬に逮捕されたものです。この男性は2ちゃんねるに「伊勢神宮を爆破する」などという書き込みをしたとされ、約1週間にわたって拘留されました。この男性のお父様がテレビ取材を受けておられましたが、親戚などからもバッシングされて辛い目に遭ったそうです。逮捕から約2週間後、三重県警が男性のパソコンから新種の遠隔操作ウイルスを発見し、男性はすぐに釈放されました。大阪の事件についても、三重の事件がきっかけとなり同日に容疑者とされた男性が釈放されています。
 どちらの事件でも、ウイルスに感染してしまったパソコンをインターネットを通じて遠隔で操作され、メールの送信や掲示板への書き込みを勝手にされてしまい、無実の市民が犯罪者とされてしまったのです。

 これら事件の「被害者」となった二人の男性は、別々の無料のソフトをダウンロードし、この「遠隔操作ウイルス」に感染してしまったと報道されています。皆さんも無料のソフトや、スマホではアプリをダウンロードしてたくさん使われていると思いますが、このような身近なところからウイルスに感染し、そして世界のどこにいるかもわからない人にパソコンを操られ、犯罪行為に加担させられてしまうというのです。パソコンやスマートフォンは我々の生活に無くてはならないもの。だからこそ、この事件は多くの関心を集めているのではないでしょうか。  

遠隔操作ウイルスへの対策

 ここからは、具体的に遠隔操作ウイルスへの対策方法を紹介していきます。

 ・セキュリティソフトを導入する
 全く何もセキュリティソフトを導入していない、もしくは更新期限が切れてそのままにしているという方は今すぐに新しくセキュリティソフトを導入してください。既にいくつものウイルスに侵されていてもおかしくありません
 セキュリティソフトを選ぶ上で重要なのは、ウイルス対策(アンチウイルス)とファイアウォールの二つの機能があるかどうかという点です。まずウイルス対策機能でウイルスの侵入を阻止し、もし感染してしまった場合はウイルスを駆除する。そしてウイルス対策機能で防ぎきれなかったウイルスがインターネットを通じた遠隔操作によって悪さをするのを防ぐために、ファイアウォールが必要です。ファイアウォールというのは、パソコンとインターネットの間に擬似的に作る「火の壁」で、インターネットを通じた外部からの攻撃や、ウイルスが勝手にパソコンの情報を外部に流出させるのを防いでくれる機能で、「遠隔操作ウイルス」への対策としては必要です。
 残念ながらウイルス検出率100%のセキュリティソフトは存在しません。なぜなら、世界では1.5秒に一つというペースで新種のウイルスが登場しているからです(参考) どうしても「未知のウイルス」というものが存在してしまうので、これに対してはヒューリスティックスキャンという機能があるセキュリティソフトが有効です。ヒューリスティックスキャンというのは、わかりやすくいえばウイルスと認知されていないようなものでも、ウイルス特有の動きをしていればウイルスとして認識して対応する、というもので日々新しく生まれるウイルスには有効です。今回の大阪や三重の事件でも問題になったのは「新種の」ウイルスです。既知のものであればセキュリティソフトが対応していたでしょうし、警察も誤認逮捕には至らなかったのではないでしょうか。
 ヒューリスティックスキャンができるのはノートンESETG Dataといったセキュリティソフトです。これらのソフトは軒並み高いウイルス検出率を誇っており、またファイアウォールもついているのでおすすめです。


Windowsのセキュリティソフトの比較

セキュリティソフト全18銘柄の比較レビュー 無料ソフトもあります

 ・怪しいソフト、サイトは利用しない
 今回の事件でウイルス感染源となったのは「無料のソフト」です。フリーソフトはとても便利ですが、Vectorのような信頼できる配布元以外からはダウンロードしない方がよいでしょう。
 また、ウェブサイトの閲覧でもウイルスに感染する可能性はあります。特に海外のウェブサイトにアクセスしようとして、セキュリティソフトの警告が表示されてサイトがブロックされた、という経験が私には何度もあります。インターネットを使えば世界と繋がることができますが、海外旅行と同じように十分に気をつけることが必要でしょう。また、国内のサイトでも怪しいサイトはたくさんあります。ウイルスだけでなく、フィッシング詐欺などあらゆるリスクを想定しておく必要があります。人間が防ぎきれない部分はセキュリティソフトに頼るしかありませんが、ユーザーの使い方次第でウイルス感染のリスクは大幅に低下させることができます。気をつけましょう。

 

 ・怪しいメールは開かない
 メールもウイルス感染源の一つです。知らないアドレスから届いたメールを開かないというのはもちろん、知っている人からのメールでも怪しい添付ファイルが付いていたら相手に確認してから開くくらいの用心深さは必要です。数年前に話題になっていましたが、知っている人からのメールの添付ファイルを開いてウイルスに感染してしまったという事件が続発しました。メールを送った側がウイルスに感染していたため、通常通り相手にメールを送ったのにも関わらず、勝手にウイルスがメールに添付されて送信されてしまったというものです。また、今回の事件にも通じるような話ですが、中国では多くのパソコンがウイルスに感染し、それらのパソコンがウイルスの作成者によって操られてスパムメールを大量に送信させている、ということも以前話題になっていました(参考)遠隔操作ウイルスも怖いですが、知らぬ間にスパムメールの発信元となって誰かに迷惑をかけることも防ぎたいものですね。
サイト内リンク:パソコン・スマホのセキュリティ対策 安全なパソコンの使い方を紹介しています



スマートフォンも狙われる?

 10月9日放送のモーニングバード(テレビ朝日系)では、スマートフォンも遠隔操作ウイルスのターゲットにされるのではないか、と報道していました。スマートフォン、特にAndroidでは既に多くのウイルスが発見されており、個人情報流出などの被害が報告されています。スマートフォンはアドレス帳など個人情報の塊です。もしウイルスに感染してしまえば、貴方の大切な友人や家族にも迷惑をかけてしまうことになるかもしれません。アドレス帳に登録した人宛に中傷するようなメールを送るウイルスも今後登場しないとは言い切れません。スマートフォンやタブレットでもパソコンと同様に、怪しいサイトやアプリを利用しないとか、セキュリティアプリを利用するといった対策を早急に施すことをおすすめします。

 セキュリティアプリはスマートフォンのセキュリティでたくさん紹介していますし、パソコンと一度にセキュリティ対策をお考えならば、ノートン360マルチデバイスのように、パソコンもAndroidも一度に対策できるセキュリティソフトを選ぶとよいでしょう。

iPhoneについて

 このページにはなぜかiPhoneユーザーの方からのアクセスが多いのでiPhoneについても解説しておきます。iPhoneはiPhone iPadにもウイルスの心配はあるの?で詳しく説明していますが、ウイルスに感染するリスクが低いので、今のところ遠隔操作ウイルスの心配はしなくても大丈夫です。でも、油断は禁物。ウイルス感染のリスクは「今のところ」無視していいというだけで、今後も安心し続けていいわけではありませんし、ウイルス以外のリスクはたくさんあります。ぜひ、当サイトでiPhoneのセキュリティについて学んでいってください!


Androidのセキュリティ対策

Androidのセキュリティアプリなどを紹介しています。

iOS(iPhone/iPad)のセキュリティ対策

iOSのセキュリティを解説。


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